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テレビ壁掛けで失敗しないために・・・
今回はテレビ壁掛けで失敗しないための秘訣”テレビと金具の仮組み”についてのお話です。
テレビの壁掛け設置において最悪な事態は、壁にネジを打ち込んでしまった後、なんらかの原因により壁掛けできないことが判明することです。
壁にあけてしまったネジ穴は、元に戻すことができません・・・。
逆に言えば、壁にネジ穴を開ける前であれば、私達ショップ側でも何かしら対応することができますし、最終的に「壁掛けを諦める」という決断をすることで物理的な被害はゼロで抑えることができます。
仮組みというと面倒に感じると思いますが、これをやっておくことで大きな失敗をさけることができます。
まさに急がば回れ!です。
以下を参考に仮組みを行うようにしてください!
実践!テレビと金具の仮組み方法
仮組みとは、金具を壁に打ち付ける前にテレビと金具を組み合わせてみることです。
仮組みでシミュレーションしておくことで、大きな失敗を避けることができます。
手順① テレビの背面にブラケットを取り付ける
金具のブラケットパーツをテレビ背面に取り付けます。
ここで想定されるトラブルは、
- テレビ背面にブラケットを取り付けるためのネジ穴がない
- 商品に付属するネジとテレビ背面のネジ穴の太さ・長さが合わない
- ブラケットがテレビ背面の段差とぶつかってしまう
- ブラケットが配線端子をふさいでしまう
- ブラケットがテレビからはみ出してしまう
などが考えられます。
※トラブル時の対応については、後ほど説明します。
手順② 壁側ベースプレートを組み合わせる
テレビ背面に取り付けたブラケットに、ベースプレートを組み合わせます。
ここで想定されるトラブルは、
- ベースプレートがテレビ背面の段差とぶつかってしまう
- ベースプレートが配線端子をふさいでしまう
- ベースプレートがテレビからはみ出してしまう
などが考えられます。
※トラブル時の対応については、後ほど説明します。
手順③ 配線をすべて刺してみる
使用する電源コード、アンテナコード、HDMIケーブルなど全てつなげます。
ここで想定されるトラブルは、
- 金具の厚み以上に配線が飛び出してしまう(そのまま壁掛けすると配線が壁にぶつかります)
- 金具がジャマをして配線がさせない
などが考えられます。
※トラブル時の対処法については、後ほど説明します。
ここまでやって問題なければ壁にネジを打ってOK!
以上で仮組み完了です。
ここまで確認して問題なければ、安心して壁にネジ打ちできると言ってよいでしょう。
あれっ?と思ったら・・・仮組み中のトラブル対処法
もし仮組みでトラブルが発覚したら?
ご安心ください。対処法についてもお伝えしておきます。
干渉系のトラブル
- 配線と金具が干渉する
- テレビ背面にある段差と金具が干渉する
- 配線と壁が干渉する(配線が金具の厚み以上にでっぱる)
など、何かしらぶつかってしまって仮組みできないパターンです。
トラブル例)ベースプレートが配線差込口をふさいでしまう
このような時は、商品に付属するスペーサーを使用してください。
テレビとブラケットの間にスペーサーを挟むことで、金具を浮かすことができます。
これにより、多くの干渉をさけることができます。
対処例1)スペーサーで金具を浮かせて配線を繋げる
対処例2)スペーサーで金具を浮かせてテレビ背面の段差を回避
対処例3)スペーサーで金具を浮かせて配線が壁にぶつからないようにする
ネジが合わない系のトラブル
商品には、様々な太さ・長さのネジが付属しています。
しかし、テレビの機種によっては付属するネジが長すぎる、短すぎるなどが原因でテレビ背面のネジ穴と合わない場合があります。
トラブル例)ネジが長すぎて、最後まで締め切れない
こんな時もスペーサーが役に立ちます。
長いネジを使ってあまった分をスペーサーやワッシャーで埋める事により、ネジを締めることができます。
対処例1)スペーサーを使ってネジがあまった分を埋める
対処例2)ワッシャーを使ってネジがあまった分を埋める
それでもどうしても合わない場合は、お手数ですが別途ホームセンター等で最適なネジをご用意ください。
金具はみだし系のトラブル
仮組みをした段階で、金具がテレビからはみ出してしまう場合の対処法です。
ブラケットにはたくさんのネジ穴があいていますので、上下にズラしてはみ出さない位置を探ってください。
どのネジ穴を使ってもはみ出してしまう場合は、お買い上げの店舗にご相談ください。
テレビが壁掛けに対応していない系トラブル
ごく稀に
- テレビの背面にネジ穴が開いていない
- テレビスタンドを外せない
など、そもそも壁掛けに対応していないテレビが存在します。
この場合は、テレビを買い換えていただく以外対処法方がありません。
最後に
いかがでしたでしょうか?
壁に穴をあける前に仮組みを行うことで、多くのトラブルを回避できることがおわかりいただけたかと思います。
壁掛け設置する際は、ぜひ仮組みを行うようにしましょう!