テレビスタンドのギモンを解決
こんな疑問を解決します。
テレビスタンドは、テレビメーカー純正品だと非常に高額なイメージがあると思います。
対して、当店で取り扱うテレビスタンドは、高いクオリティを維持しながらも価格は1万円台からで大変お求めやすくなっております。
しかし、いくら低価格といえども、せっかくのテレビスタンドですから納得いくものにしたいですよね。
この記事では、テレビスタンドについて概要を紹介したのち、テレビスタンドの種類、壁掛けテレビとの比較、選び方のポイント、注意点などについて、この道10年の経験から詳しく解説していきます。
記事の最後には、Q&Aコーナーも設けましたのでぜひ参考にしてくださいね!
テレビスタンドとは?
テレビスタンドは、テレビを【置く】のではなく【掛ける】タイプのテレビ台です。
スタンドを組み立ててテレビを引っかけるだけなので手軽に設置でき、テレビ台に置いて設置するのと比べて、スッキリとスタイリッシュに仕上がるのが特徴です。
また、テレビ台を使う場合、テレビ本体よりも台の方がスペースを取ってしまうことがよくあります。
テレビスタンドを使えば、必要最低限のスペースでテレビを設置できるので、省スペース効果も期待できます。
せっかくテレビが薄くなったのですから、テレビ台に置くよりもスタンドを使った方が理にかなっていますよね!
テレビの置き場所を検討する際は、ぜひテレビスタンドを候補に入れて欲しいと思います。
テレビスタンドの種類をご紹介
テレビスタンドには様々な種類があり、それぞれ特徴があります。
ここでテレビスタンドのバリエーションを把握いただき、後ほど紹介する「壁掛けテレビとの比較」、「選び方のポイント」、「注意点」を参考にしていただければ、失敗しないテレビスタンド選びができるはずです。
テレビスタンドの特徴は大きく3つにわかれます。
壁寄せテレビスタンド
文字通り、テレビを壁に寄せて設置するテレビスタンドです。
テレビの位置が壁に近くなるので、テレビスタンドの中で最も省スペース効果が期待できます。
イーゼル式テレビスタンド
まるでイーゼルのような3脚・4脚タイプのテレビスタンドです。
テレビをインテリアの一部に見せてしまうような、スタイリッシュな仕上がりが期待できます。
業務用テレビスタンド
会議室、イベント、サイネージ等ビジネスシーンでの利用を想定したテレビスタンドです。
脚が大きくせり出し、しっかりとした安定感のある作りが特徴です。
ほとんどが移動に便利なキャスター付きです。
また、周辺機器を収納するためのオプションパーツが豊富に用意されており、必要に応じてカスタマイズすることができます。
壁掛けテレビとの比較
テレビスタンドを検討する際、壁掛けテレビと比べてどう違うか?も気になるポイントだと思います。
ここでは、
・壁寄せテレビスタンド
・イーゼル式テレビスタンド
・壁掛けテレビ(ねじ止め式)
・壁掛けテレビ(ホチキス止め式)
を比較対象として詳しく説明します。
設置難易度の比較
それぞれの基本的な設置方法ですが、
・テレビスタンドは「スタンドを組み立ててテレビを掛ける」
・壁掛けテレビは「金具を壁に固定してテレビを掛ける」
という工程となります。
「テレビを掛ける」工程は、テレビスタンドでも壁掛けテレビでも同じですので、
「スタンドを組み立てる」工程と「金具を壁に固定する」工程で比較を行います。
※DIYに慣れている方、知識・経験がある方であればどちらも簡単にできてしまいますので、”普段DIYはやらない方”を想定しています。
【評価コメント】
組み立て家具を作ったことがある方であれば、問題なく組み立てできるレベルです。
若干パーツが多く感じるかもしれないので〇評価としました。
【評価コメント】
パーツも少なく完成系のイメージがしやすいため、初めての方でも簡単に組み立てられるレベルです。
【評価コメント】
壁の材質によって金具の固定方法が異なるため、それなりの知識・経験が必要です。
DIYの自信がない方は、プロの壁掛け設置業者に依頼するようにしましょう。
【評価コメント】
壁が石膏ボードであれば取付できます。
壁材質の判断ができれば、それ以上の知識は必要ありません。
固定に使うのはホチキスなので特別な技術は必要なく、DIYに不慣れな方でも設置可能なレベルです。
壁掛けを希望の方は、ぜひホチキス止めでチャレンジしてください!
壁の傷比較(賃貸での適正)
賃貸住宅にお住まいの方は、設置後どれくらいの傷が残ってしまうかは気になるでしょう。
もちろん持ち家の方も、大切な家になるべく傷はつけたくないですよね。
ここでは、賃貸住宅から退去する際、壁の修繕が必要か?という観点で比較を行います。
【評価コメント】
壁に傷はつきません。
ただ、大きな地震があった際は揺れによりスタンドが壁にぶつかり、壁が傷つく可能性が高いです。
また、移動時の引きずりなどによる床の傷にも注意が必要です。
【評価コメント】
壁に傷はつきません。
壁寄せテレビスタンドと同様、地震時の揺れにより壁に傷つくリスクはありますが、壁寄せスタンドと比べ可能性は低いです。
また、脚先は傷防止に丸め加工が入っているため、床の傷もほぼ心配いりません。
【評価コメント】
壁にネジを打ち込んで金具を固定するため、取り外し時壁にネジ穴が残ってしまいます。
賃貸住宅の場合、退去時に修繕費が発生する可能性があります。
ただ、DIYで補修する方法もありますので、設置前に退去時のこともしっかり計画しておきましょう。
【評価コメント】
厳密にいうと金具取り外し時、壁にホチキスの針跡は残ります。
しかし、その跡は近づいてよーく見ないと誰も気付かないレベルです。
賃貸住宅でも、修繕費を請求されることはほぼありません。(実際、当店事務所の退去時もホチキス跡については何も指摘がありませんでした)
配線処理の比較
テレビを視聴するには、少なくとも電源コード・アンテナコードの接続、さらに周辺機器がある場合、HDMIケーブル等の接続が必要です。
ただし、何も処理せず配線がダランと垂れ下がっていては、せっかくの見た目が台無しになってしまいます。
ここではよりよい仕上がりを目指すため、配線の隠しやすさを観点に比較を行います。
【評価コメント】
支柱裏に配線を隠せるため、配線を見せない設置が可能です。
また、周辺機器の収納場所への配線アクセスもよく考えられています。
【評価コメント】
脚が細い分、壁寄せテレビスタンドと比べて配線を隠しにくいです。
ただ、脚に沿わせるためのパーツが付属するなど工夫されています。
【評価コメント】
何もしなければ、配線がだらんと垂れ下がってしまいます。
壁裏に配線を通す。配線モールを使用する。などの配線処理がテレビスタンドと比べて手間がかかってしまいます。
【評価コメント】
何もしなければ、配線がだらんと垂れ下がってしまいます。
ホチキスで止める配線モールを合わせて使うとよいでしょう。
設置高さ調節の比較
快適にテレビを見るために画面の設置高さは重要です。
ここでは、設置場所を決める際の高さ調節の自由度を観点に比較を行います。
【評価コメント】
高さの調節はできますが限度があります。
背の高いスタンドもありますが、画面位置が高いほど地震時の転倒リスクが上がるので、よく検討する必要があります。
【評価コメント】
高さ調節はできますが、余地はわずかです。
基本的に高い場所への設置はできないと考えましょう。
【評価コメント】
ネジがしっかり効く位置であれば、好きな高さに設置できます。
ただし、取り付けたい位置にネジが効かない場合、壁の補強が必要になります。
【評価コメント】
壁が石膏ボードであれば、好きな高さに設置できます。
取付位置の自由度が最も高い設置方法です。
掃除しやすさの比較
テレビ周りはホコリがたまりやすいため、掃除のしやすさは重要です。
ここでは、「床面の掃除」「テレビ背面の掃除」という2つの観点で比較を行います。
【評価コメント】
床面の台座に段差があるため、掃除機はかけにくいです。
お掃除ロボットも段差に引っかかってしまう可能性が高いです。
また、テレビ裏を掃除するためには、スタンドを前にずらす必要があります。
【評価コメント】
床に接している脚が細いため、壁寄せテレビスタンドと比べ掃除機をかけやすいです。
お掃除ロボットも引っかからずに通れるレベルだと思います。
壁面から離れているため、テレビ背面の掃除はしやすいです。
【評価コメント】
床は丸々あいているため、掃除機・お掃除ロボット共に何も問題ありません。
テレビ背面の掃除を考慮する場合、テレビを引っ張り出せるアーム式のテレビ金具を選びましょう。
壁掛けテレビ(ねじ止め)であれば、豊富な種類のアーム式金具から選ぶことができます。
【評価コメント】
床は丸々あいているため、掃除機・お掃除ロボット共に何も問題ありません。
テレビ背面の掃除を考慮する場合、テレビを引っ張り出せるアーム式のテレビ金具を選びましょう。
ただし、壁掛けテレビ(ホチキス止め)の場合、壁掛けテレビ(ねじ止め)と比べアーム式金具の種類が少ないです。
省スペース比較
十分なスペースがあるお部屋に設置する分には、テレビ台置きと比べてどの方法も省スペース性が高いと言えます。
従って、ここでは大きなベッドを置いている寝室など、極狭スペースへのテレビ設置を想定し比較を行います。
【評価コメント】
テレビは壁に寄りますが、床面には台座の段差があるため、歩行時に足の指をぶつけやすいなど邪魔になってしまいます。
【評価コメント】
脚が張り出してしまうため、極狭スペースへの設置は不向きです。
【評価コメント】
なるべく薄い金具を選ぶことでテレビの張り出しを最小限抑えることができ、歩行時の邪魔になりにくいです。
※身長よりも高い位置に設置すれば一切邪魔になりません。
【評価コメント】
薄いタイプの金具がないため、壁掛けテレビ(ねじ止め)と比べると、テレビのせり出し量が少しだけ増えてしまいます。
※身長よりも高い位置に設置すれば一切邪魔になりません。
耐震性比較
テレビのような重量物は、地震の際転倒や落下があると大変危険です。
ここでは、当店の何度も行ってきた3次元振動検査結果に基づき、耐震性について独自の見解で比較を行います。
【評価コメント】
倒れやすい・倒れにくいの差はありますが、自社製品・他社製品問わず、基本的に大震災レベルでは転倒すると思ってください。
「震度7でも倒れなかった」という表現を使っている販売店も見受けられますが、そのテスト条件では倒れなかったという話であり、揺らす方向・縦揺れ大きさなど条件を変えることで転倒する可能性が高いです。
少なくとも当店が行った検査では、サンプルの壁寄せテレビスタンドは全て転倒しました。
安全のため、壁寄せテレビスタンドの近くでは就寝しないことをお勧めします。
※当店では転倒防止ワイヤーの利用など耐震対策をしてご利用いただくことを推奨しています。
【評価コメント】
当店の振動検査では、同じ地震波でも倒れる場合と倒れない場合がありました。
床面の摩擦が少なく滑りやすい状態ですと転倒の可能性は低いですが、滑りにくい床(滑り止めの効いたフローリング、毛足の長いラグ・マット・カーペット等)だと転倒する可能性が高いです。
※当店では転倒防止ワイヤーの利用など耐震対策をしてご利用いただくことを推奨しています。
【評価コメント】
テレビの耐震対策として最も有効です。
壁自体が倒壊するレベルでない限り、テレビが落下がすることはありません。
【評価コメント】
壁掛けテレビ(ねじ止め)より強度は劣りますが、当店のテスト環境では震災クラスの揺れに何度も耐えています。
テレビの耐震対策として十分有効だと言えます。
テレビスタンドの失敗しない選び方、5つのポイント
テレビスタンドを選ぶ際一番大切なのは、完成系をしっかりとイメージした上で「用途に合うものを選ぶ」ことです。
ここでは、失敗しない選び方のポイントを解説していきます。
テレビが適合するかどうかを確認する
当店のテレビスタンドは汎用性が高く、テレビメーカーを問わず幅広いテレビに対応します。
とは言え、全てのテレビに適合する訳ではありません。
テレビスタンドの機種に応じて、適合する「テレビインチ数」「テレビ重量」「テレビ背面のネジ穴仕様」を設定しています。
※適合条件に当てはまらないテレビは設置できません。
まずは、お手持ちのテレビがテレビスタンドに適合するかを確認しましょう。
しかし、これらを調べるのは面倒ですし、よくわからないと思います。
そんなときは、当サイト テレビ壁掛けショップ本店の金具適合診断をご利用ください。
金具適合診断では、お手持ちのテレビを選択するだけで適合している製品一覧が表示されます。
表示された製品の中から、お好みのものをお選ぶだけで適合診断は完了です。
ぜひ、ご活用ください!
テレビスタンドの設置に必要なスペースを確認する
テレビスタンドは、テレビ台と比べれば省スペースだと言えます。
しかし、床に置くという構造である以上、設置スペースは必要です。
特に導線と重なる位置に設置を考えている場合、テレビスタンドの床に接する部分の形状、及び設置後のテレビ位置はよく確認するようにしましょう。
テレビを部屋のどこから見るのかを確認する
次に、テレビを部屋のどこから見るのかをイメージしましょう。
例えば壁寄せテレビスタンドの場合、壁に沿った位置にテレビくるので、テレビが見づらい場所が発生します。
このような場合、首振り機能のある3脚イーゼルタイプのテレビスタンドを選ぶのもよいでしょう。
コンセント・アンテナ端子の位置を確認する
テレビスタンドは壁掛けテレビと比べて、支柱がある分配線を隠しやすい作りと言えます。
ただ、テレビスタンドの設置位置とコンセント位置が離れている場合、その分は配線が見えてしまう事になります。
個人的には、壁と同色のコードを使うなどすれば、壁に沿わせたコードは気にはなりませんが、よりよい仕上がりを目指すのであれば、コンセントの近くにテレビスタンドを設置するとよいでしょう。
どうしてもコンセントから離れた位置にテレビスタンドを設置する必要があり、かつコードが見えるのが気になってしまう。という方は、以下のような方法があります。
・コンセントの増設工事を行う
・床にラグなどを敷きその下に配線を通す
・配線モール等を使いなるべく目立たなくする
仕上がりのよさとそれにかかる費用・手間を比較し、よく検討しておきましょう。
周辺機器の収納、設置場所を確認する
テレビと一緒に、ブルーレイ、DVD、ゲーム機などの周辺機器を使われている方が多いのではないでしょうか。
テレビスタンドは、基本的にテレビ台と比べて収納スペースは少なくなります。
テレビスタンドの機種により、収納の有無・設置可能台数が異なりますので、事前に確認しておきましょう。
テレビスタンドよくある質問Q&A
ここでは、テレビスタンドのよくある質問について、さらに具体的にお答えしていきます。
純正品じゃなくて大丈夫?
当店のテレビスタンドは純正品ではなく汎用品(どのメーカーのテレビにも条件が合えば設置できる)と呼ばれているものです。
サイトには金具適合診断システムを導入しており、お客様はテレビ型番を選択するだけで適合する商品が一覧表示されるようになっています。
適合チェックを行って「適合OK」だったにも関わらず、万が一取付できなかった場合は100%返品保証を行っております。
また、独自に3次元振動検査を実施しており、必要だと判断すれば転倒防止ワイヤーの使用を推奨するなど安心・安全にテレビスタンドをお使いいただけるよう心がけております。
ぜひ安心してお使いください。
対応していないテレビってある?調べ方は?
テレビによっては、対応するテレビスタンドがない場合があります。
ここまで何度も紹介しておりますが、当店の【金具適合診断】を使えばテレビに適合するスタンドの候補を一気に検索できます。
まずはお手持ちのテレビでお試しください。
設置にはどのくらいの時間がかかる?工具は何が必要?
テレビスタンドについて、当店で取り扱いのある製品はすべて組み立て式です。
家具の組み立てがよほど苦手でない限り、目安として30~60分ほどであれば設置まで完了します。
実際、テレビスタンドの組み立てについてお問い合わせいただくことはほとんどありません。
ただし、テレビスタンドは重量がやや重くなっております。
必ず2人以上で作業するようにお願いいたします。
床が傷ついたりしないか?
テレビスタンドが床に接する部分は、
・キャスター
・3脚
・4脚
・ベース板
などのパターンがありますが、基本的にはスタンドを置いたまま引きずるようなことをしなければ傷つくことはありません。
まとめ
壁寄せテレビスタンドに関して、おすすめの製品、選び方のポイント、注意点などについて解説してきました。
最大のメリットは、「壁に穴を開けず、かつ、テレビ周辺を省スペース化できる」ということです。
テレビ台から変えて、インンテリアの印象をすっきりさせたい方に特におすすめです。
これらを踏まえ、記事中で解説した注意点を参考にしていただければ、失敗のないテレビスタンド選びができるはずです。
ぜひ参考にしてみてくださいね!
テレビスタンドって実際に使ってみてどうなの?
テレビスタンドの失敗しない選び方、おすすめを知りたい。